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11日の週は、前半は中国、後半はユーロ圏が話題となった。

週初は前週末の米雇用統計が弱かったことでドル売りの動きがみられた。
中国人民銀行が銀行の預 金準備率を引き上げると発表した。
リスク回避色が強まり、円買い圧力が強まった。また、

後半はギリシャの財政再建策をめぐる不透明感が広がり、ユーロ売り 圧力が広がった。
独首相の辞任のうわさも飛び出した。
豪州は住宅関連に弱さがみられたが、雇用が一段と改善して2月利上げ期待が強まった。
為替相場は次第 に円高、ユーロ安、ポンド高の色合いを強め、ドル相場は方向性に欠けていた。
豪ドルは利上げ期待の割りには上値が重かった。株式が高値水準でする一方、商 品は売りに押された。


(11日)
東京市場は、成人の日のため休場。

ロンドン市場は、前半の取引はドル安・円安の動きが続いた。
ポンドドルは1.60台後半から1.61台後半へと大幅高、ユーロドルは1.45近辺の揉み合 いから小幅ながら高値を更新する動き。
クロス円も堅調で、ポンド円は148円台前半から149円台半ばへ、ユーロ円は133円台後半から134円台前半へ と上昇した。

前週末の米雇用統計が市場の予想ほどの改善を示さなかったことから、米利上げ期待が後退、低金利政策が長期化するとの期待からドル安の動きが 強まった。
この流れが週明け相場でも継続した形だった。
欧州株が堅調に推移、原油先物が84ドル近辺へと上昇したことも欧州通貨高・ドル安や欧州通貨高・ 円安の動きにつながった。
ただ、ドル円は92円台前半での揉み合いから92台後半へと上昇する場面があったが、再び押し戻され方向性に欠けていた。
ポンド は、英国の格下げが回避できる見通し、との英紙の報道が好感された。

NY市場では、円買いの動きが強まった。
日本時間午前1時のロンドン・フィキシングにかけて実需が入ったとの観測があった。
急速な動きにドル円はストップ を巻き込んで一時91円台に下落、クロス円もユーロ円が133円台半ばまで下落した。
特に円買いを誘発する材料も無かったが、原油が伸び悩み、株式市場で はハイテク株が下落するなど、市場はポジション調整を誘いやすい雰囲気があった。
ドルも軟調に推移し、ユーロドルは1.45台に上昇した。
先週末の弱い雇 用統計で米早期利上げ観測が後退した流れが続いた。
ただ、ドルカナダは1.03台へと上昇、原油安が響いた。


(12日)
東京市場では、ドル円やクロス円が下落後に戻す往来相場だった。
本邦実需などから円買いが持ち込まれた後は、中国の政府系ファンド当局者の発言が手がかり となり、ドル円やクロス円は反発した。
中国の政府系ファンド当局者は「円は引き続き下落する見通し」、「米中はともに下半期に利上げする可能性」、「ドル は底を打った」などと述べた。
ただ、一連の発言は個人的なものとされた。

ドル円は92円をめぐる上下動だった。
ユーロ円は132円台後半から133円台後 半、ポンド円は147円台後半から148円台半ばでの振幅だった。
ドルは全般に軟調で、ユーロドルは1.45台前半から1.44台半ばへ、豪ドル/ドルは 0.93近辺から0.92台前半へと下落した。
豪ドルにとっては豪住宅ローン承認件数が弱かったことがマイナス材料だった。

ロンドン市場では、円高圧力が強まった。
欧州株が軟調に推移したことや、中国人民銀行が預金準備率の引き上げを発表したことがリスク回避色を強めた。
ドル 円は序盤に92円を割り込むと欧州株の軟調推移をにらみながら91円台後半で揉み合った。
その後、中国人民銀行の引き締め措置の発表で91円台半ばまで下 押しした。
クロス円も売り圧力が継続し、ユーロ円は133円台半ばから132円台半ばへ、豪ドル円は85円台後半から84円台半ばへと値を下げた。
ドル相 場もリスク回避色が強まり、ドル買いが強まった。
ユーロドルは1.45周辺での振幅から1.44台後半へと水準を下げた。
特に動きが堅調だったのが豪ドル /ドルで、0.93近辺から0.92近辺へと大幅に売られた。
ドルカナダも1.03台前半から1.03台後半へと上昇した。

NY市場でも円買いが強まった。
ドル円は91円を割り込み、一時90.75近辺まで下落。
ユーロ円も一時131.70近辺まで大幅な下落となった。
引き続 き中国人民銀行による預金準備率の引き上げ発表が影響した。
商品市場や株式市場が下落するなど、このところのリスクポジションの巻き戻しが各市場で強ま り、為替市場では円安期待から堅調な動きを続けていたドル円、クロス円に大幅な調整の動きが出た。
ユーロドルは1.45台半ばへと上昇した後は、1.45 近辺へと押し戻され、上値が重かった。
前週から話題になっているギリシャ財政問題がユーロにとっては引き続き悪材料となっていた。


(13日)
東京市場は、円相場が仲値公示を挟んでの上下動だった。
ドル円は91円挟み、ユーロ円は131円台半ばから132円台前半での振幅だった。
プロッサー・ フィラデルフィア連銀総裁の発言を受けて一時ドル買いの反応が見られた。
ユーロドルは1.45近辺から1.44台半ばへと下落した。
ただ、下値ではソブリ ン系の買い観測もあった。
フィラデルフィア連銀総裁は「失業率が受け入れられる水準になる前に利上げしなければならない」、「今後2~5年間のインフレ見 通しに相当な不確実性がある」などと述べた。
一方、ポンドは堅調に推移。ポンドドルは1.61台半ばから1.62近辺へと上昇した。
センタンス英中銀委員 の利上げ検討発言がポンド買い材料になったとの指摘があった。

ロンドン市場では、欧州株が下げ渋ったことからリスク回避色が薄れ、ドル安、円安の流れになった。
序盤はポンド、中盤にかけてはユーロの堅調な動きが目 立った。
ドル円は91円近辺から緩やかに水準を上げて91.50レベルまで上昇。
クロス円も買われた。
ポンド円は147円台前半から148円台半ばへ、豪 ドル円は84円近辺から84円台後半へ、カナダ円は87円台後半から88円台前半へと上昇し、それぞれ東京市場からの高値を更新した。
ポンドや豪ドルは対 ドルでも堅調に推移した。
欧州株で昨日からの連鎖的な株安の流れが落ち着いたことが、ドル売り・円売りへとつながった。
リスクに敏感な豪ドルも堅調だっ た。
欧州通貨はクロス取引でまちまちの動きをみせたが、ポンドもユーロも堅調地合いが続いた。
スイスフランが売られる場面があったが、スイス中銀の介入観 測は特段みられなかった。

NY市場では、円売りが優勢だった。
序盤は原油や株式が軟調に推移したことからリスク回避的な円買いがみられたが、次第に株式市場が下げ渋ったことで円売 りへと転じた。
ドル円は91円台半ばへ、ポンド円は149円近辺へと水準を上げた。
ただ、ユーロ円は132円台後半から前半へと売りが優勢だった。
ユーロ ドルは1.4580レベルへと高値を伸ばしたあとは、1.45挟みの振幅へと落ち着いた。
ギリシャの財政赤字問題が引き続き上昇を鈍らせる材料だった。
ま た、原油先物が在庫増をうけて下落、資源国通貨が揺れた。
豪ドルの上値が押さえられる一方で、カナダドルは比較的堅調とまちまちの反応だった。
豪ドル/ド ルは一時0.92割れ、一方、ドルカナダは1.02台へと軟化した。


(14日)
東京市場では豪ドル主導でドル安・円安の動きとなった。
この日発表された豪雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回ったほか失業率も低下した。
雇用者 数が4ヶ月連続で増加、失業率は2009年4月以来の低水準となった。
市場では2月の豪追加利上げの確率が上昇したとして、豪ドルに買いが集まった。
豪ド ル/ドルは0.92台前半から0.93台乗せへ、豪ドル円は84円近辺から85円台乗せへと上伸した。
その他の通貨への影響はドル安よりも円安が目立ち、 ドル円も91円台前半から後半へと堅調に推移した。ユーロドルは1.45近辺での推移だった。
朝方発表された日本の弱い機械受注やみずほFGの増資報道 は、円買いの手がかりとはならなかった。

ロンドン市場は、円売りが優勢だった。
また、NY市場の参加を控えて対ユーロなどでドルが買い戻された。
ただ、いずれも値動きは限定的なものに留まってい る。
ドル円は91.70レベルから一時92.05レベルまで上昇した。
円安の動きを牽引したのが豪ドル円とポンド円。豪ドル円は85円台前半から85円台 後半へと上昇した。
東京タイムに発表された豪雇用統計が予想以上に強い結果だったことが好感された。
また、欧州通貨でもポンド円が149円台前半から 150円近辺まで買われた。
欧州株がプラス圏での推移となったことで、リスク回避色が後退、円安へとつながった。
ただ、値動きの幅は比較的小さく、次第に 上げ幅を消す動きもみられた。
ドル全般には買い戻しが優勢だった。
ECB政策金利は予想通り現行の1.00%に据え置かれた。
特に反応もなく、NYタイム の米小売売上高やトリシェECB総裁会見を控えての調整ムードが支配的だった。

NY市場は、円買いの動きが強まった。
この日発表になった米小売売上高が予想外のマイナスとなったことや、新規失業保険申請件数も弱い結果だったことか ら、リスク回避色が強まった。
ドル円が下落し、他のクロス円もつれ安となった。
ドル円は一時90円台に下落、ユーロ円も131円台に下落した。
また、弱い 米経済指標や米30年債入札が好調だったことで、米長期金利が低下、ドル売りを誘った。
ドルカナダは原油安にもかからわず下落、1.02台前半と3ヶ月ぶ りの安値水準で取引された。
一方、ユーロは軟調でトリシェECB総裁会見が弱いトーンだったことで積極的な買いは手控えられていた。ユーロドルは1.45 近辺に落ち着いた。

(15日)
東京市場では、ユーロ主導での円高・ドル高だった。
メルケル独首相の辞任の噂がひろがり、ユーロ売りの手がかりとなった。
昨日の海外市場から短期筋の売買 が活発化しているとの指摘もあり、ユーロ安の流れが加速した。
ユーロポンドは0.8810レベルと09年9月15日以来の安値をつけた。
ユーロドルは 1.44台前半と、東京市場の高値から100ポイント程度下落した。
ユーロ円は132円台前半から131円台前半へと下げた。
豪ウエストパック銀行による サムライ債の発行条件決定は材料視されなかった。
また、閣議後に菅財務相が会見を行ったものの円相場についてのコメントは控えられた。
ドル円はユーロ円の 下落につれて上値が重かったが、91円挟みの揉み合いへと落ち着いた。

ロンドン市場は、序盤から円買いの動きが広がったが、NY勢の参加を控えて巻き戻しの動きもみられた。
ドル円は91円を割り込むと一時90.60レベルま で下落した。
クロス円は、ユーロ円主導で下落。
ユーロ円は131円台半ばから130円台前半まで軟化した。
ポンド円は148円台半ばから147円台前半へ と下げた。
しかし、米JPモルガンの決算を控えて巻き戻しの動きがみられた。
ドル円は91円台乗せ、ユーロ円131円近辺、ポンド円148円台前半へと戻 す場面があった。
NY市場での一連の米経済指標の発表を控えていることや、米国の三連休を控えていることで短期ポジションには調整が入り易い状況となって いた。

NY市場は市場全体にリスク回避の動きが強まり、円相場は後半に円買いの動きが強まった。
この日発表になったミシガン大消費者信頼感指数が弱い内容だった ことや、JPモルガンの決算内容が嫌気された。
株式市場でダウ平均の下げ幅が一時150ドル近くまで下落したことや、原油も77ドル台まで一時下落する 中、利益確定の動きが強まっている。
ドル円はロンドン時間に91円台まで戻していたものの、結局、90円台に戻し、ユーロ円や資源国通貨も下落した。



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